日本防排煙工業会は、「防火ダンパー自主管理制度」を設け、建築基準法施行令第112条21項の国土交通大臣が定めた構造方法の基準に適合する防火ダンパー製品に「自主適合マーク」(下欄に見本)証票を、平成14年(2002年)8月より従来の防災性能評定のBCJマーク(ハウスマーク)に代わり、防火ダンパー本体に貼付することによって識別の用に供することとしています。
この「防火ダンパー自主管理制度」では、「防火ダンパー自主管理委員会」によって、防火ダンパーの構造規程に基づき防火ダンパーの承認を行っています。
審査は規程に合致しているかを、防火ダンパーの技術者が、申請された防火ダンパーメーカーの設計・生産・品質体制まで詳細に審査をしています。
『防火ダンパー自主管理制度』での型式承認製品は、防火ダンパーを製造・販売するメーカーが、審査を受けて合格した設計・製造方法で製作され、間違いなくその製品を販売することを前提としています。
防火ダンパーは、その性能及び構造は単に例示の仕様を守っていれば良いというものでは無く、万が一の有事(火災)の時、防波堤として防火ダンパーが正常に作動しなければならないことが最も重要なこととして本制度の基準としています。
これからも防火ダンパーが安全で安心できる生活空間づくりの社会的に果たすべき役割≠常に意識した自主管理制度の運営を心掛け、確かで安心・安全な製品であることを示す『自主適合マーク』への社会からの信用・信頼を守っていく所存です。
この「防火ダンパー自主管理制度」は、一般財団法人日本建築センターの評定制度を基本とし、学識経験者、関係諸機関、諸団体のご意見を反映し、ご協力のもと制定されたものです。
皆様のこの制度に対するご理解を賜り、本制度が防火ダンパーに関する選定業務の一助となることを切望いたします。 |