平成15年11月13日早朝、東京駅前を出発した私たち一行24名は、一路千葉県君津市に向かった。 |
羽田先、川崎あたりから君津まで東京湾を横断する通称「アクアライン」を通り、一気に時間を短縮するコースは、今までの千葉市回りに比べ、2時間以上の所要時間短縮を実現したが、有料通行料金はあまりにも高額のため、通行車両台数は予定の半分にも満たないという。 |
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実際、私の勤める会社でも、許可を取らない限り利用を認められないし、地元に居ながら通行するのも今回が初めてだった。
川崎から「海ほたる」と言う休憩所まで海底トンネルだが、ここから君津までは海上を走る事になる。
「海ほたる」は、旅客船をモチーフし素敵な外観をしているし、海の広さを改めて満喫させてくれる場所でもある。
海底トンネルの採掘工事に使用したモグラの大型採掘ドリル歯の展示もあり見飽きることはないし、たこ焼きではなくアサリ焼き?も美味で、「アクアライン」を利用される場合は是非とも立ち寄ってほしいと思う。
午前10時頃、今回の見学会の目的地である、新日本製鐵君津製鉄所に到着し、講習の後、工場内の一部を見学した。
赤いヘルメットを着用した一同は、なぜかビニル手袋まで支給され、工場内の見学通路に繰り出したが、手袋着用の意味が理解できた。
普通、見学通路はガラスなどを使用して工場雰囲気とは遮断してあるものだが、ここはそのまま隔てるものが無いから、手すりはすすだらけだった。
しかし、遮蔽物が無いため、真っ赤になった鉄板が表面の錆落しに用いられる噴水との接触時に発生する轟音と、熱射をもろに感じることが出来、鉄屋の豪快さを感じる事が十分堪能出来た。 |