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忙中閑話
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Web Magazine 忙中閑話 Vol.5

【見学会報告】新日本製鐵君津製鉄所 「防排煙No.44」掲載
(株)アサヒ産業
諸岡厚志
 平成15年11月13日早朝、東京駅前を出発した私たち一行24名は、一路千葉県君津市に向かった。
 羽田先、川崎あたりから君津まで東京湾を横断する通称「アクアライン」を通り、一気に時間を短縮するコースは、今までの千葉市回りに比べ、2時間以上の所要時間短縮を実現したが、有料通行料金はあまりにも高額のため、通行車両台数は予定の半分にも満たないという。
 実際、私の勤める会社でも、許可を取らない限り利用を認められないし、地元に居ながら通行するのも今回が初めてだった。
 川崎から「海ほたる」と言う休憩所まで海底トンネルだが、ここから君津までは海上を走る事になる。
 「海ほたる」は、旅客船をモチーフし素敵な外観をしているし、海の広さを改めて満喫させてくれる場所でもある。
 海底トンネルの採掘工事に使用したモグラの大型採掘ドリル歯の展示もあり見飽きることはないし、たこ焼きではなくアサリ焼き?も美味で、「アクアライン」を利用される場合は是非とも立ち寄ってほしいと思う。
 午前10時頃、今回の見学会の目的地である、新日本製鐵君津製鉄所に到着し、講習の後、工場内の一部を見学した。
 赤いヘルメットを着用した一同は、なぜかビニル手袋まで支給され、工場内の見学通路に繰り出したが、手袋着用の意味が理解できた。
 普通、見学通路はガラスなどを使用して工場雰囲気とは遮断してあるものだが、ここはそのまま隔てるものが無いから、手すりはすすだらけだった。
 しかし、遮蔽物が無いため、真っ赤になった鉄板が表面の錆落しに用いられる噴水との接触時に発生する轟音と、熱射をもろに感じることが出来、鉄屋の豪快さを感じる事が十分堪能出来た。
 赤いヘルメットを着用した一同は、なぜかビニル手袋まで支給され、工場内の見学通路に繰り出したが、手袋着用の意味が理解できた。
 普通、見学通路はガラスなどを使用して工場雰囲気とは遮断してあるものだが、ここはそのまま隔てるものが無いから、手すりはすすだらけだった。
 しかし、遮蔽物が無いため、真っ赤になった鉄板が表面の錆落しに用いられる噴水との接触時に発生する轟音と、熱射をもろに感じることが出来、鉄屋の豪快さを感じる事が十分堪能出来た。

 ここにある高炉の一基は、今年に入って15年ぶりに改修を行ったとのことだが、工期期間約3ヶ月を要し、又、述べ関係作業員20万人だったとのこと。
 聞き直し確認する位、多くの労力が掛かっているのだが、その結果生産性は約4割以上増加し、世界一の生産量を誇る高炉に生まれ変わったと同時に、耐久性が向上したので、次回の改修は、25年後を予定しているとのこと。
 粉塵の雰囲気を後にして、一行は幕張市に向かう。
 千葉県幕張市は、東京モーターショウを終えたばかりの幕張メッセや、千葉ロッテの本拠地である、マリンスタジアムがあり、今や千葉市よりも発展している東京湾に面したビジネス都市となっている。
開発が近年のため、道路幅も広く建設的に計画された町並みを有する閑静な住宅街も近く、その風景は是非一度覗かれることをお薦めする。
 京葉線海浜幕張駅の近辺にはプリンスホテル、オークラホテルなど多くのホテルがあるが、その一角にザ・ホテル・マンハッタンが建っている。
 今回はここで、ランチバイキングが昼食になっているが、ハイリッチな雰囲気に女性客が大半を占め、強面の一行が何となく浮いているという雰囲気を感じたのは私だけかな?
 お腹を十分に満足させた私たちは、船橋市にあるサッポロビール千葉工場に向かったが、途中遠くに見える「ららぽーと船橋」近くにある人工スキー場「ザウス」(倒産)の解体工事が始まっていたが、その跡地はショッピングモールとマンションになるらしいが、解体費用は相当掛かるのじゃないだろうか。
 サッポロビール千葉工場では、新日本製鐵君津製作所のあの煤けた見学通路と違い、素敵なガイド嬢が案内する空調設備の完備した見学コースを楽しむ。
 入り口にエビスビールのアルミニウム缶3000個を使用した御神輿が展示されていたが重量250kgあるこの御神輿は、本年9月に閉鎖されたサッポロビール川口工場から譲り受けたものとのこと。
 私は川口在住のため、サッポロビール川口工場閉鎖に伴う、解雇されたパート女性の悲壮を知っているが、早く本格的な景気回復を願ってやまない・・と御神輿の説明を聞きながらそんなことを考えてしまった。
 見学コースから戻った一同を待っていたのは、出来たてほやほやの黒ラベルとエビスビールの試飲会だったが、20分の時間制限のため、飲み足りない方が多くいらっしゃった事と思いながら、これから懇親会もあるしねと、独り言も聞こえてきていた。
 ここの見学コースは、事前予約制となっている。
 火曜日から土曜日までであり、一名から受け付けてもらえるので、お友達や、家族との親睦がてら勉強に訪れてみてもよさそう。

 午前、午後の見学会予定を終了し、途中幕張海浜公園でトイレ休憩に立ち寄った後、一路都内へと向かった。
 東京駅ではなく、人形町の「北海道」前に横付けされたバスから降りた一行24名と、なぜか朝の出発に間に合わず、取り残された某氏(本人の名誉のために名前は伏せておこう・・・)と合流し、全25名にて楽しい懇親会に入った。
 天候に恵まれ、鉄の豪快さと、酵母の優しさを、なぜか宴会場はサントリーに身をゆだねて楽しい時間のなんて短いこと。
 遠藤会長の挨拶、吉村業務委員長の乾杯に始まり、三橋副会長の関東一本締めで宴を終えた一同は、更に更けた夜の帳にきっと出かけていったことでしょう。
 ご参加のみなさん、お疲れさま。
 また、役員のみなさん、ご苦労様でした。

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